“不自由”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじゆう77.2%
ふじいう17.5%
ふじゆ1.8%
じゆう1.8%
ふじよう1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この不自由ふじゆうな、みにくい、矛盾むじゅん焦燥しょうそう欠乏けつぼう腹立はらだたしさの、現実げんじつ生活せいかつから、解放かいほうされるは、そのときであるようながしたのです。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
時候じこうかはといふものは、めう心細こゝろぼそいやうな氣のするものですね、これはあながち不自由ふじいうくらしてゐるばかりではないでせうよ。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
爺さんは十九の年に、イギリスの貴族病といはれる痛風をわづらつて、あるくのに不自由ふじゆを感じるやうになつた。
息子むすこはいまでは、このみやこでなに不自由じゆうなくらしていられる身柄みがらでありましたから、父親ちちおやに、なんでもめずらしそうなものをってきて、もてなしました。
山へ帰りゆく父 (新字新仮名) / 小川未明(著)
らやうなばゝあでも十ぐれえ背負しよへんだもの、近頃ちかごろぢやもうものが一ばん不自由ふじようやうねえのさな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)