“ふじいう”の漢字の書き方と例文
語句割合
不自由100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この田舍ゐなかみづ不自由ふじいうなところでした。たにそこはうまでけばやまあひだながれて谷川たにがはがなくもありませんが、人家じんかちかくにはそれもありませんでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
病院びやうゐんなどにはひるものは、みんな病人びやうにん百姓共ひやくしやうどもだから、其位そのくらゐ不自由ふじいうなんでもいことである、自家じかにゐたならば、猶更なほさら不自由ふじいうねばなるまいとか、地方自治體ちはうじちたい補助ほじよもなくて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
勿躰もつたいなやといふ可愛かはゆきもあり、此子これためため不自由ふじいうあらせじことのなかれ、すこしは餘裕よゆうもあれかしとてあさひとよりはやき、此通このとほけてのしもさむさをこらへて
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)