“此通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このとほ83.3%
このとお8.3%
このとほり8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取出し是見られよ此通このとほり金子もあるが某兎角とかくして其の護摩灰とやら云ふ奴に出會て見度思ひしが貴樣輩きさまたちの樣なものに此金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
目科はすきも有らせず「なに珈琲館を出たのは六時頃だッたがバチグノールに人殺ひとごろしが有たので隣室の方と共に其方そのほうへ廻ッて夫故それゆえ此通このとおり」と言開く、細君は顔色にて偽りならぬを悟りし
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
此通このとほり獻立こんだて二人前ににんまへ明日みやうにち晝食ちうじきこしらふるやう、料理番れうりばん申置まをしおくべし、なにかと心遣こゝろづかひいたさせたり、休息きうそくせよ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)