“二人前”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ふたりまえ50.0%
ににんまえ37.5%
ににんまへ12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから私は彼を私のうちへ置いて、二人前ふたりまえの食料を彼の知らないにそっと奥さんの手に渡そうとしたのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おしい事には怠惰者だと云うは腕のい人にございますもので、本所ほんじょ達磨横町だるまよこちょうに左官の長兵衞ちょうべえという人がございまして、二人前ふたりまえの仕事を致し
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
兼「それじゃアたいの塩焼に鶏卵の汁を二人前ふたりまえくんねえ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お前が一人で二人前ふたりまえの働きをして、殿様を大切に気を付け、忠義をつくして上げて下さい、そればかりがお願いだ、それに源助どんお前は病身だからからだ大切だいじいとって御奉公をし、丈夫でいておくれ
「いない、いない、どこかへ行っちまった。あの奥さんなら二人前ににんまえぐらいふとってるんだから、すぐ分るはずだけれども、やっぱりいないわよ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
或日あるひ正寧がたまたまこの事を聞き知って、「辞安は足はなくても、腹が二人前ににんまえあるぞ」といって、女中を戒めさせたということである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「それでは天ぷらを二人前ににんまえ
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いまこそかね申置まをしおきたる二人前ににんまへ料理れうりまゐれ」とめいぜらる。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此通このとほり獻立こんだて二人前ににんまへ明日みやうにち晝食ちうじきこしらふるやう、料理番れうりばん申置まをしおくべし、なにかと心遣こゝろづかひいたさせたり
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)