“此奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こいつ76.9%
こやつ22.6%
きやつ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、題だが……題は何としよう? 此奴(こいつ)には昔から附倦(つけあぐ)んだものだッけ……と思案の末、礑(はた)と膝を拊(う)って、平凡! 平凡に、限る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「ウム。よさそうじゃのう。此奴(こやつ)どもの方針は……国体には触(さわ)らんと思うがのう、今の藩閥政府の方が国体には害があると思うがのう」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
見返りしに人影もなく丁度(ちやうど)往來も途絶(とだ)えしかばその邊にて殺さんと思へども此奴(きやつ)も勿々(なか/\)の曲者なれば容易(たやすく)は亡(うしな)ひ難し然(さ)れども幸ひ今宵は闇(やみ)にて暗(くら)さはくらし何(いか)にも遣過(やりすご)してと思ひ故意(わざ)と腰を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)