“勿々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なか/\33.3%
さう/\33.3%
なかなか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格別に受居しこと成れば勿々なか/\以て意趣いしゆ意恨いこんなど有べき樣御座なく候により私しに於て更々さら/\うらみとは存じ申さず候ついては格別の御慈悲じひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
種類しゆるゐなにと初めより一定不致候いつていいたさずさふらう十日に一通の事もあるべく一日に十通の事もあるべし、かき鳴らすてふ羽音はおとしげきか、端書はがきしげきかこれもつて僕が健康の計量器けいりやうきとも被下度候くだされたくそろ勿々さう/\(十三日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
敵の出で来るを恐れては勿々なかなか軍はなるまじ、その上に延々のびのびとせば、横山つい攻落せめおとさるべし。但し此ほかに横山をたすけんてだてあるべきや。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)