“なかなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
却々66.7%
中々19.0%
仲々9.8%
中中3.3%
中/\0.7%
勿々0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハハ……、あんたも却々隅へ置けない。いや、あんたが先の人物さえ保証して下さりゃ、娘をさし上げまいものでもありませんよ」
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
蕗屋も斎藤も中々勉強家だって云いますが、『本』という単語に対して、両人共『丸善』と答えた所などは、よく性質が現れていますね。
心理試験 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おしゃれも仲々むずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱をだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
おしゃれ童子 (新字新仮名) / 太宰治(著)
みればあたりの水は濁り、ひっそりとして彼女のすがたは消え失せたのであったが、水面に浮んだ分の体がちらと光ったままで、かれの視覚にもつれついて中中離れなかった。
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
中/\土間にすわればもなし 水
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
敵の出で来るを恐れては勿々軍はなるまじ、その上に延々とせば、横山攻落さるべし。但し此ほかに横山をけんあるべきや。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)