“蚤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のみ90.7%
はや8.1%
ノミ0.6%
ブロハア0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うらやましいのは、先刻から小猿ののみをとっている美少年だった。いい退屈しのぎを持っている。藤次は、そばへ寄って、とうとう話しかけ出した。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さう言つたつて、これでものみしたあとよりはでかいでせう。——一體そんなことを言ふ親分こそ身體を汚したことがありますかい」
とその男の背中と思うあたりの硝子をれんばかりに叩いたが、彼は背中にのみがゴソゴソ動いたほども感じないで、やがて向うへいってしまった。
見えざる敵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あまつさえ貴い血まで見せた、その貴下あなた、いきれを吹きそうな鳩尾みずおちのむき出た処に、ぽちぽちぽちとのみのくった痕がある。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼女は灰の上を転げ回り、灰の中にもぐり込み、そして羽をいっぱいに膨らましながら、激しく一羽搏はばたきして、夜ついたのみを振い落す。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
ただし其恋があったとしても、双方ともに遠慮がちで終ったのかも知れないし、且又為基は病弱で、そしてはやく亡くなったことは事実である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
伝えいう東方朔、漢の武帝に語り、これを試むるに験あり(『博物志』四)といえるは、はやく守宮の名あるについて、かかる解釈を捏造ねつぞうしたのだ。
見ずや木造の今戸橋いまどばしはやくも変じて鉄の釣橋となり、江戸川の岸はせめんとにかためられて再び露草つゆくさの花を見ず。
頑児の一念、ここに至りて、食のどを下らず、寝しとねに安んぜず、ただ一死のはやからざるを悲しむのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
此事はたゞに上に引いた書に見えてゐるのみでなく、はやく里恵の小野氏に寄せた書にも見えてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
芸術座ではイフゲニイ・ザミアチンの「ブロハア」をやっていた。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)