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油蝉
ふりがな文庫
“油蝉”の読み方と例文
読み方
割合
あぶらぜみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶらぜみ
(逆引き)
庭
(
には
)
の
油蝉
(
あぶらぜみ
)
が
暑
(
あつ
)
くなれば
暑
(
あつ
)
くなる
程
(
ほど
)
酷
(
ひど
)
くぢり/\と
熬
(
い
)
りつけるのみで、
閑寂
(
しづか
)
な
村落
(
むら
)
の
端
(
はし
)
に
偶
(
たま/\
)
遭
(
あ
)
うた
※弟
(
きやうだい
)
はかうして
只
(
たゞ
)
餘所々々
(
よそ/\
)
しく
相對
(
あひたい
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
朝夕は
蜩
(
ひぐらし
)
の声で涼しいが、昼間は
油蝉
(
あぶらぜみ
)
の音の
煎
(
い
)
りつく様に暑い。涼しい
草屋
(
くさや
)
でも、九十度に上る日がある。家の内では大抵誰も
裸体
(
はだか
)
である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「それが駄目でした。この
百日紅
(
さるすべり
)
に
油蝉
(
あぶらぜみ
)
がいっぱいたかって、朝っから晩までしゃあしゃあ鳴くので気が狂いかけました。」
彼は昔の彼ならず
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
油蝉(あぶらぜみ)の例文をもっと
(16作品)
見る
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
蝉
漢検準1級
部首:⾍
15画
“油蝉”と季節(夏)が同じ季語
食物|
虎魚
夏蕨
鯰
布海苔
穴子
行事|
三社祭
幟
峰入
端午
神田祭
植物|
葉桜
蓮花
向日葵
時候|
大暑
盛夏
白夜
短夜
土用
天文|
雷鳴
遠雷
日盛
黒南風
炎天
地理|
雪渓
苔清水
植田
卯波
泉
動物|
蝦蟇
蝉時雨
船虫
筒鳥
海酸漿
人事|
籠枕
午睡
箱庭
早乙女
夜釣
“油蝉”と分類(動物)が同じ季語
春|
子猫
燕
孕鹿
蝶
雲雀
夏|
蝦蟇
青鷺
毛虫
守宮
蝮
秋|
百舌
鹿
法師蝉
蓑虫
啄木鳥
冬|
梟
鮫
鴨
浮寝鳥
木兎
新春|
初鶏
初烏
初声
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油斷
油火
油単
油煙
“油蝉”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
与謝野寛
徳冨蘆花
蘭郁二郎
水上滝太郎
高浜虚子
吉川英治
長塚節
有島武郎
夏目漱石