“油断”の読み方と例文
旧字:油斷
読み方割合
ゆだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
油断ゆだんをしているうちに、達二たつじはいきなり山男に足をつかまいてたおされました。山男は達二を組みいて、刀をり上げてしまいました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「ねずみさん、油断ゆだんをしてはいけません。昨日きのう昼間ひるま人間にんげんがねずみとりぐすりものなかへいれて、そのへんにまいたようですから……。」
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
油断ゆだんをつかれたように、母親はびっくりした。出発の前晩まで、母親はいろいろにくどいた。父親はだまっていたが、勿論もちろん賛成ではなかった。
白い道 (新字新仮名) / 徳永直(著)