“昼間”のいろいろな読み方と例文
旧字:晝間
読み方割合
ひるま90.0%
ぴるま7.0%
ちうかん1.0%
ちゅうかん1.0%
ひる1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとりきりになると、男はまどぎわにいって、まだ昼間ひるまだというのに、カーテンをひいた。へやのなかが、きゅうに、うす暗くなった。
じいやなどはいつぞや御庭の松へ、はさみをかけて居りましたら、まっ昼間ぴるま空に大勢の子供の笑い声が致したとか、そう申して居りました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしは大正五年の文部省展覧会の洋画を監査して家に還り、其夜燈下に此文を草する。昼間ちうかん観た油画に児童が石蒜数茎すうかうを摘んで帰る図があつて、心にこれを奇とした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
昼間ちゅうかん満都の人気を集めて、看客けんぶつの群れ集うだけ、それだけ人気ひとけのない会場は一層静かなものであった。
真珠塔の秘密 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
そして守人は、昼間ひるは病気とか病後とかいい立てて引きこもっているのだ。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)