“ひるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昼間67.2%
晝間19.4%
白昼4.5%
日間2.2%
比留間2.2%
白晝1.5%
日中0.7%
昼魔0.7%
蒜間0.7%
蛭間0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茫然ぼんやりしてると、木精こだまさらふぜ、昼間ひるまだつて用捨ようしやはねえよ。)とあざけるがごとてたが、やがいはかげはいつてたかところくさかくれた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やかた屋根やねうづまいてかゝりますと、晝間ひるま寢床ねどこ——仙人せんにんよるはいつでも一睡いつすゐもしないのです、夜分やぶんたふうへあがつて、つきひざまづき、ほしをがんで
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことによると風邪かぜでも引いたか、明日あすは一つ様子を見に行ってやろうとうわさをすれば影もありありと白昼ひるまのような月の光を浴びてそこに現われ
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こと日間ひるまは昨夜の花があか凋萎しおたれて、如何にも思切りわるくだらりとみきに付いたざまは、見られたものではない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
T先生の話によれば、僕等を教へた先生たちは大抵たいてい本所ほんじよにゐないらしい。僕は比留間ひるま先生に張り倒されたことを覚えてゐる。それからそう先生に後頭部を突かれたことを覚えてゐる。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
夫に見せてよい姿を、白晝ひるま電車の中へ出されては困る。
夏の女 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
それからまた魔女まじょるのは、大抵たいてい日中ひるまだから、二人ふたりはいつも、れてから、うことに約束やくそくめました。
兄者人あんじゃひと。——常陸の蒜間ひるま辺に、敵方の残党が隠れて、何やら目企もくろんでいるといいますぞ」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕を持っていたのは蛭間ひるま興行部の銀平という親分でしたが、僕は祭礼に集ってくる人たちから大人五銭、小人二銭の木戸をとった代償として、青いカーバイト灯の光の下に
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)