トップ
>
『夏の女』
ふりがな文庫
『
夏の女
(
なつのおんな
)
』
一夏、そのころ在阪の秋江氏から、なるみの浴衣の江戸もよいが、上布を着た上方の女の夏姿をよりよしと思ふといふ葉書が來たことがある。ふといま、そのことを思ひだした。 上布には、くつきりした頸あし、むつちりした乳房のあたりの豐けさをおもはされる。 …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「週刊朝日」1922(大正11)年
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
老婆
(
おばあさん
)
老爺
(
おぢい
)
邊
(
ほと
)
女性
(
をんな
)
少女
(
むすめ
)
白晝
(
ひるま
)
容貌
(
きりやう
)
愚圖
(
のろま
)
扮裝
(
おつくり
)
頸
(
えり
)
上布
(
じやうふ
)
女
(
ひと
)
翼
(
はね
)
二十
(
はたち
)
嫁御
(
よめご
)
薄羅
(
うすもの
)