“愚圖”のいろいろな読み方と例文
新字:愚図
読み方割合
ぐづ80.0%
ぐず10.0%
のろま10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斷行だんかうさ。もう何も考へてゐることあ有りやしない。此の上愚圖ぐづついてゐたら、俺は臆病者おくびやうものよ、加之お房のことを考へたつて………」と思はず莞爾につこりして
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
マーキュ はて、愚圖ぐずついてゐるのは、晝間ひるま炬火たいまつけてゐるも同然どうぜんふのぢゃ。これ、意味いみりゃれ。
耳が動くといふと猫のやうだと、若い少女むすめは笑つてしまふかもしれなが、鬢でかくして來たくせがついて、とかく女の耳は愚圖のろまつたらしい。
夏の女 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)