“女性”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
にょしょう55.2%
によしやう9.7%
おんな6.7%
ひと5.2%
をんな3.7%
ニヨシヤウ3.7%
ぢよせい3.0%
じょせい2.2%
おなご1.5%
によしよう1.5%
(他:10)7.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“女性”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究22.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
女性にょしょうというのも、世に聞えて、……うちのお三輪は、婦人何々などの雑誌で、写真も見れば、名も読んで知った方。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そう云う夫人の言葉に恐る/\面を上げた青年の武士は、初めて彼が憧憬どうけいの的であった女性にょしょうの姿を仰ぎ視た。
忽ちこゝに血に染みていと凄き三のフーリエ時齊しくあらはれいでぬ、身も動作ふるまひ女性によしやうのごとく 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
乳母おもに相談かけても、一生さうした世事に与つた事のない此人は、そんな問題には、かひない唯の女性によしやうに過ぎなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
女性おんなの咲耶子をこの危地きちにのこしておいて、男たるものが、知らせにけていくなんていやなこッた!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしけっしてそんなにえら女性おんなではございませぬ。
「伯母さん、かねてお話した通り、偉い女性ひとに相違ありませぬがネ、——伯母さんより十歳とをも上のお姿さんですよ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
左様さやう、余程意思の強い女性ひとらしいです——何でも亡母おつかさんが偉かつたと云ふことだから」と篠田は言ふ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
母親の方は非常な剣幕けんまくで、生涯楽隠居の金蔓かねづるを題無しにしたと云ふ立腹です、——女性をんなと云ふものは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
篠田は首打ち振りぬ「其れが女性をんなの本来でせうか——必竟ひつきやう女性を鬼になしたる社会の罪では無いでせうか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
乳母オモに相談かけても、一代さう言ふ世事に與つた事のない此人は、そんな問題には、カヒない唯の女性ニヨシヤウに過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
歴史に伝へる行跡を近代の感情で理解して行くと、女みこは極めてやさしく、心は其かんばせに匂ふが如く、美しい女性ニヨシヤウであつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
女性ぢよせい美人びじんであるといはれることをよろこぶにちがひない、とわたししんじてゐるのだが——
一度いちどは、あまりのくるしさに、三國沿岸みくにえんがんで……げて……いや、これだと女性ぢよせいちか
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
意外いがいにも一人ひとり小柄こがら女性じょせいがすぐまえあらわれ、いかにもさしく
わたくしというものはよくよく執着しゅうじゃくつよい、つみふかい、女性じょせいだったのでございましょう。
「そうして、あの人の手は、女性おなごの血に染んでいるのでございますね。あの人は、足でおなごのまことに踏みつけて、立っていらっしゃるのでございます」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「いえ、なあに、こっちのことで……ただね、ただ殿様にゃア女性おなごのにおいがするから、それでその、あんまり女の子が寄りつかねえんじゃねえかと——はははは、これああっしの勘ですがね」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
軽くつぐんだ唇は、この女性によしように向うて物を告げてゞも居るやうに、ほぐれて見えた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
春枝夫人はるえふじん流石さすが女性によしようつね
「名誉ツ?」梅子は突つ立てるまゝ、松島をにらめり、「名誉とは何事です、誰の名誉に関はるのです、殺人と掠奪りやくだつ稼業かげふにする汝等なんぢらに、何で人間の名誉がありませうか、——女性によせい全体の権利と安寧との為めに、必ず之を公にして、社会の制裁力を試験せねばなりません」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
女性によせいにはなくてならぬ節操みさをといふくぎが一ぽん足りないで、その身体からだ全体に『たるみ』が出来て居る、その『たるみ』がいやしい色を成して居るのだ、それが証拠には自分の前にしづには情夫をとこが有つたらしく、自分ののちに今の男があるではないか。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
かつ纎弱かよわ女性によせうと、無邪氣むじやきなる少年せうねんであれば
『ひ、ひ、卑怯者ひけふもの!。』とわたくし躍起やつきになつた、此處こゝには春枝夫人はるえふじんごと殊勝けなげなる女性によせうもあるに
曲者くせもの!」という女性じょしょうの声。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしことひ、
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
今度こんどかわって、事情じじょうめに自殺じさつげた一人ひとり女性にょせいとの会見かいけんのおはなしいたしましょう。
尊い女性ニシヨウは、下賤な人と、口をきかぬのが當時の世の掟である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ようべ家を出てから、女性ニヨシヨウには、一人も逢つて居ない。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
……「女性レデイに出会ふと徹底的に狼狽するといふ病ひ——変態心理の一種——ガール・シヤイ。」——村瀬は、まさか自分がそんな惨めな患者とは思ひ度くなかつたのだが、云はれて見れば、それに相違なかつた。
女に臆病な男 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)