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にょしょう
ふりがな文庫
“
女性
(
にょしょう
)” の例文
優雅、
温柔
(
おんじゅう
)
でおいでなさる、心弱い
女性
(
にょしょう
)
は、さような狼藉にも、人中の身を恥じて、
端
(
はした
)
なく声をお立てにならないのだと存じました。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おお、御身は
女性
(
にょしょう
)
にて
在
(
おわ
)
するな。何とて
斯様
(
かよう
)
なる山中へ、女性の身一人にておわせしぞ。まして男の装いしたる有様こそ怪しけれ」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いま、皇叔をもって、あの
女性
(
にょしょう
)
と配せば、それこそいわゆる——淑女ヲ以テ君子ニ配ス——という古語のとおりになると思うのです。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女は普通の日本の
女性
(
にょしょう
)
のように絹の手袋を
穿
(
は
)
めていなかった。きちりと合う
山羊
(
やぎ
)
の革製ので、
華奢
(
きゃしゃ
)
な指をつつましやかに包んでいた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
尚またそなたは吾々の手にこう捕らえられた上からは、観念なさるがよろしかろう——それ各〻この
女性
(
にょしょう
)
をいつものように処置なされよ
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
民子はさすがに
女性
(
にょしょう
)
で、そういうことには僕などより遙に神経が鋭敏になっている。さも
口惜
(
くや
)
しそうな顔して、つと僕の側へ寄ってきた。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
恋に焦がれつつある、一人の
女性
(
にょしょう
)
が、その恋を強いてほんのり包もうとして、
悶
(
もだ
)
えている
遣瀬無
(
やるせな
)
さを、察してやることが出来るのだった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
美女、才女、ありとある、
一節
(
ひとふし
)
ずつある
女性
(
にょしょう
)
を書いたあとで、浮舟や女三宮の現れたのを、よく読んで見たいと思った。今でもそう思っている。
紫式部:――忙しき目覚めに
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
女性
(
にょしょう
)
なれば別して御賞美あり、三右衛門の家名相続
被仰附
(
おほせつけらる
)
、
宛行
(
あておこなひ
)
十四人
扶持被下置
(
ふちくだしおかる
)
、追て相応の者
婿養子可被仰附
(
むこようしおほせつけらるべし
)
、又近日
中奥御目見可被仰附
(
なかおくおめみえおほせつけらるべし
)
」
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
広い都にかの
女性
(
にょしょう
)
を
唯者
(
ただもの
)
でないと覚っているものは、この泰親のほかにまだ一人ある。それは少納言の信西入道殿じゃ。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
旅の若い
女性
(
にょしょう
)
は、
型摺
(
かたず
)
りの大様な美しい模様をおいた
著
(
き
)
る物を襲うて居る。笠は、浅い
縁
(
へり
)
に、深い
縹色
(
はなだいろ
)
の布が、うなじを隠すほどに、さがっていた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
即ち結婚の契約より生じたる各自の権利あるが故なり。故に婦人は柔順を尊ぶと言う。
固
(
もと
)
より
女性
(
にょしょう
)
の本色にして、大に男子に異なり、又異ならざるをえず。
新女大学
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そう云う夫人の言葉に恐る/\面を上げた青年の武士は、初めて彼が
憧憬
(
どうけい
)
の的であった
女性
(
にょしょう
)
の姿を仰ぎ視た。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
呂昇が彼美しい声で語り出す美しい
女性
(
にょしょう
)
の
魂
(
たましい
)
は、舞台のノラを見たり机の上の
青鞜
(
せいとう
)
を読んだりする娘達に、
如何様
(
どん
)
な
印象
(
いんしょう
)
を与うるであろうか。余は見廻わした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
が、ハッキリと見てしまった
女性
(
にょしょう
)
の髪の毛! 七年目、山上の会合が、こんな意外な展開を生もうとは!
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
これ迄はどこにひとりも
女性
(
にょしょう
)
の影すら見えなかったのに、今となって、どうしたと言うのであろう?——大奥付の腰元らしい者は者でしたが、ようよう
二十
(
はたち
)
になるやならずの
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
体重は十九貫、公侯伯子男爵の
女性
(
にょしょう
)
を通じて、
体格
(
がら
)
にかけては
関脇
(
せきわき
)
は確かとの評あり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
生垣
(
いけがき
)
一つ隔てて物置同然の小屋があった。それに植木屋夫婦が暮している。亭主が二十七八で、女房はお徳と同年輩位、そしてこの
隣交際
(
となりづきあい
)
の
女性
(
にょしょう
)
二人は互に負けず劣らず
喋舌
(
しゃべ
)
り合っていた。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
まして此頃は
賢女
(
けんじょ
)
才媛
(
さいえん
)
輩出時代で、紫式部やら海老茶式部、清少納言やら金時大納言など、すばらしい女が
赫奕
(
かくえき
)
として、やらん、からん、なん、かん、はべる、すべるで、
女性
(
にょしょう
)
尊重仕るべく
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
若
(
も
)
し
相愛
(
あいあい
)
していなければ、文三に親しんでから、お勢が言葉遣いを改め
起居動作
(
たちいふるまい
)
を変え、
蓮葉
(
はすは
)
を
罷
(
や
)
めて優に
艶
(
やさ
)
しく
女性
(
にょしょう
)
らしく成る
筈
(
はず
)
もなし、又今年の夏
一夕
(
いっせき
)
の情話に、我から
隔
(
へだて
)
の関を
取除
(
とりの
)
け
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そちらの壁には、
蔭乾
(
かげぼ
)
しにと釣り下げてある山草花の横手から、白露の月に光るが如き涼しく美しき眼の輝きが見えた。若き
女性
(
にょしょう
)
と直覚せずにはいられなかった。あの浴泉の美女ではないだろうか。
壁の眼の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
「まして
女性
(
にょしょう
)
とあれば通し駕籠に乗ったとしてものう」
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
年のせいとばかりは考えられません。まだまだ、眼こそ見えぬが、これでもまあ、
女性
(
にょしょう
)
の
側
(
そば
)
にいればわるい気はしない男なのですから
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おゝ
御館
(
おやかた
)
では、藤の
局
(
つぼね
)
が、
我折
(
がお
)
れ、かよわい、
女性
(
にょしょう
)
の
御身
(
おんみ
)
。
剰
(
あまつさ
)
へ
唯
(
ただ
)
一人にて、すつきりとしたすゞしき
取計
(
とりはから
)
ひを遊ばしたな。」
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「モナリサの唇には
女性
(
にょしょう
)
の
謎
(
なぞ
)
がある。原始以降この謎を描き得たものはダ ヴィンチだけである。この謎を解き得たものは一人もない。」
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
乳母に相談かけても、一代そう言う世事に与った事のない此人は、そんな問題には、
詮
(
かい
)
ない唯の
女性
(
にょしょう
)
に過ぎなかった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「いや、そればかりではござりませぬ。玉藻という
女性
(
にょしょう
)
に就いては落意しがたき
廉々
(
かどかど
)
があるとか申されまして……」
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、その戸口の樫の扉が
颯
(
さっ
)
と
戸外
(
そと
)
から開けられて、ひしとばかりに法服の袖へ、
縋
(
すが
)
り付いた一人の
女性
(
にょしょう
)
がある。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「さりながら、
女性
(
にょしょう
)
の男装して関所を越ゆるは、国のおきての許さぬことを、知らぬ御身にてはよもあらじ」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ほんに、いかに、主従同然な仲とはいえ、
女性
(
にょしょう
)
の口から、このことをいい出すのは、さぞ苦しいことであったであろう。甚太郎にもそれはよくわかるのだった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
そうかと思うと、又此方では一人の
女性
(
にょしょう
)
が笠の下から髪を切って、上人に参らせて発心をする者もあります。その外われも/\と遁世をする人の数はどのくらいあったことでしょうか。
三人法師
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ひとり者の乱雑さは、いつも
女性
(
にょしょう
)
を親しい心持ちに微笑させるものだ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
優しく
女性
(
にょしょう
)
らしく成ッたように見えた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
折しもあれ一人の
女性
(
にょしょう
)
あり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
女性
(
にょしょう
)
ながらも武将の後室。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
さる程にようやく
柴桑
(
さいそう
)
の地へ近づいて来る。玄徳はややほっとしたが、夫人呉氏は何といっても
女性
(
にょしょう
)
の身、騎馬の疲れは思いやられた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代の
女性
(
にょしょう
)
はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
女性
(
にょしょう
)
というのも、世に聞えて、……
家
(
うち
)
のお三輪は、婦人何々などの雑誌で、写真も見れば、名も読んで知った方。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(さっきの
女性
(
にょしょう
)
と老人とが、この館に住む人々で、その人々がこの身に対し、心尽くしをしたのであろう)
弓道中祖伝
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かよわき
女性
(
にょしょう
)
とは、あの折の女子のことでござりますか? あの者は、あり来たりの女ではありませぬ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
伏し目に半ば閉じられた目は、此時、姫を認めたように、
清
(
すず
)
しく見ひらいた。軽くつぐんだ
脣
(
くちびる
)
は、この
女性
(
にょしょう
)
に向うて、物を告げてでも居るように、ほぐれて見えた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「関白殿の
御牛車
(
みくるま
)
と申されても、それは代参、殊に
女性
(
にょしょう
)
じゃ。しばらくの御遠慮苦しゅうござるまい」
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
黒い影……それは、
女性
(
にょしょう
)
であった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
通りかかると六、七名の兵が一人のみやびな
女性
(
にょしょう
)
をとらえ、必死な悲鳴もなんの、見るにたえぬ
猥
(
みだ
)
らな乱暴におよぼうとしておった
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「鼻って誰の事です」「君の親愛なる
久遠
(
くおん
)
の
女性
(
にょしょう
)
の御母堂様だ」「へえー」「金田の
妻
(
さい
)
という女が君の事を聞きに来たよ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
唯
(
ただ
)
一人おわしたる、いずくの里の
女性
(
にょしょう
)
やらむ、髪高等に結いなして、姿も、いうにやさしきが、いと様子あしく打悩み、
白芥子
(
しらげし
)
の
一重
(
ひとえ
)
の散らむず風情。……
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行親 これにある
女性
(
にょしょう
)
は……。
修禅寺物語
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
町家にいたころは、御所の内裏といえば、どんなに
典雅
(
てんが
)
で平和で
女性
(
にょしょう
)
の幸福を集めているところかと、あこがれていたものである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして、その雲の峰をよく見ると、
真裸
(
まはだか
)
な
女性
(
にょしょう
)
の巨人が、髪を乱し、身を躍らして、一団となって、
暴
(
あ
)
れ狂っている様に、旨く
輪廓
(
りんかく
)
を取らした。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
眉の鮮かさ、色の白さに、美しき血あり、清き肌ある
女性
(
にょしょう
)
とこそ見ゆれ、もしその黒髪の柳濃く、
生際
(
はえぎわ
)
の
颯
(
さっ
)
と
霞
(
かす
)
んだばかりであったら、
画
(
えが
)
ける幻と誤るであろう。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“女性”の解説
女性(じょせい、el: γυναίκα、en: woman)は、男性と対比されるヒト(人間)の性別であり、女の人。一般的に「女性」という語は成人の女を指す。未成年の女子に対しては「少女」となり、小児の場合は「女の子」や「女児」となる。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“女性”で始まる語句
女性的
女性化主義
女性尊重主義者
女性達
女性化
女性美
女性名
女性方
女性式
女性主義