“局”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つぼね84.1%
きよく6.5%
きょく6.5%
かぎ1.9%
つゝ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして大勢の女官のうちでも、武佐女むさじょのはなしがとりわけ巧みであったので、いつか「夜がたりのつぼね」という通り名をもらっていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いやしくも未来みらい有無うむ賭博かけものにするのである。相撲取草すまうとりぐさくびぴきなぞでは神聖しんせいそこなふことおびたゞしい。けば山奥やまおく天然てんねん双六盤すごろくばんがある。仙境せんきやうきよくかこまう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今までこれといってきょくに当たり意志を実行せんとする場所におらぬものは、一番悪く言われぬものである。ゆえに気の弱い者は
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
人徒らに目を以て有字の書を読む、故に字にかぎられて、通透することを得ず。さに心を以て無字の書を読むべし。乃ちあきらかに自得あり。
洪川禅師のことども (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
これは京女がかういふつゝましやかな風俗を持つてゐるのかも知れない。
京洛日記 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)