“かぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カギ
語句割合
40.7%
19.3%
15.6%
7.7%
4.2%
2.7%
2.4%
1.2%
1.2%
歌妓1.2%
賈誼0.5%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
鐡鉤0.2%
0.2%
何儀0.2%
0.2%
哥妓0.2%
嘉義0.2%
0.2%
0.2%
耀0.2%
鉄鉤0.2%
鑰匙0.2%
関鍵0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、私はよく勝手を知っていたので、庭の目隠しの下から手を差し込んで木戸を外し、便所の手洗鉢から家の中に這入った。
きことにしてやらんになれ行々にもせんと口惜しきくにつけてもさまのことがかしくにまぎれて
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
の手に曲るところを、そのままそれればまたもとの茶のあたりへ入るのだが、そこへ行っては、いよいよ袋詰めにされてしまう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多くの小船は、たちまちそこに集まってをおろし、エイヤエイヤの声をあわせて、だんだんと浅瀬のほうへひきずってくるようすだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前後左右をっていて、街の下を流れる下水の如くに、時々ほんのちょっとした隙からかなしい響を聞かせるように三造には思われた。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
したり必らず/\心配するに及ばず早々此所べきを持參して此錠前よと申されしかば漸々吉五郎はホツと太息
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わが手で、わが船を造り出して、このりなき大洋を横ぎって、まだ知られざる国に渡り、その風土と文物とを究め尽したいという欲望。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
家の内部はいめぐらした竹垣にぎられて見えない。高い屋根ばかりが、初夏の濃緑な南国の空をっている。左手に海が光って見える。
屋上の狂人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
亜米利加土人の煙をみしは、コロムブスが新世界に至りし時、既に葉巻あり、みあり、煙草ありしを見て知るべし。
つき当りの大廊下から左の広間に、して、ひと組の客が見える。幾人もの歌妓、女中たちに囲まれて、客二人は上機嫌で、はしゃいでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るに世をうるの後はに兵を擁して、以て皇帝をくせり。昔は賈誼漢の文帝に勧めて、禍を未萌に防ぐの道をせり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
だがしかし、生を諦め、死をあきらめることは、り仏弟子のみにらんや、です。それは、万人の必ず心すべきことではないでしょうか。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
博厚は地に配し、高明は天に配し、悠久りなし。見よ、貧しき靴屋の主人の至誠は凝って大英国の大宰相を造り出し、しかしてこの大宰相の大精神はやがて四海万国を支配せんとする事を。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
「獣奴! 消えてなくなれ! 俺を家へ帰しておくれよ。私は阿母さんにやるお金を十ポケットに持っている。阿母さんは煙草が欲しいんだからさ」
殘りの部下と共に歎きつゝバルバリッチヤはその中四人の者にみな鐡鉤を持ちて對岸に飛ばしめぬ、かくていと速かに 一四五—一四七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼等は鐡鉤をおろせり、その一者一者にいふ、汝わが彼のに觸るゝをねがふや、彼等答へて、然り一撃彼にあつべしといふ
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それは日がってくるような気持ちだ。今迄明るかったものが、急に陰欝になってくる。凡てが頼りなく淋しく思われてくる。
二つの途 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
すると、僅かな気分の揺ぎに、その光りがふっとっていった。過去の事実が巖として聳えていた。彼はまた無限の暗い深みへ陥っていった。
二つの途 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ここに、黄巾の残党で、何儀黄邵という二頭目は、羊山を中心に、多年百姓の膏血をしぼっていたが
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
急ぎて先ず社務所に至り宿仮らん由を乞えば、袴つけたる男我らをいて楼上に導き、幅一間余もある長々しき廊をに折れて、何番とかやいう畳十ひらも敷くべき一室に入らしめたり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
江戸には雪のざる年もあれば、初雪はことさらに美賞し、雪見の哥妓へ、雪の賓客き、青楼は雪を居続となし、酒亭は雪を来客嘉瑞となす。
それで、その山へ登るつもりで嘉義という町へ行ったのだが、嘉義で無駄に二日って、朝の五時半ごろに汽車でその町を出発した。
蝗の大旅行 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
小屋は屋根を板でいて、その上に木を横たえてある。周囲は薄や粟からで囲ってある。中は入口近くに三尺四方ほどの囲炉裡があって、古莚を敷いたところはの一畳半ほどもない。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
と、凡愚の子のりもなく訴えた。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝影はなりぬ耀るほのかにえてにしに 〔巻十一・二三九四〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その一つ目小僧のどたまにやあ、これんばかしでも脳味噌があつたのかい? ほんとに鉄鉤に頭をぶつつけなかつたのが目つけものだよ。
寺僮は我心をり得て、君は遺骸を見に來給ひしならん、今は猶贄卓の前に置かれたれど、あすはめらるべしとて、燭を點して我を導き、鑰匙取り出でゝ側なる小き戸を開きつ。
ろ国に報知して遣ろうか、と。けれどそれを報知するに、どういう態度を以てしようかというのが大問題であった。二人の恋の関鍵を自ら握っていると信ずるだけそれだけ時雄は責任を重く感じた。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)