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画
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かぎ
ふりがな文庫
“
画
(
かぎ
)” の例文
旧字:
畫
冉求
(
ぜんきゅう
)
曰く、子の道を
説
(
よろこ
)
ばざるに非ず。力足らざればなりと。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す、今
女
(
なんじ
)
は
画
(
かぎ
)
れりと。——雍也篇——
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
家の内部は
結
(
ゆ
)
いめぐらした竹垣に
遮
(
さえ
)
ぎられて見えない。高い屋根ばかりが、初夏の濃緑な南国の空を
画
(
かぎ
)
っている。左手に海が光って見える。
屋上の狂人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
然し、友よ、私は、只一部分丈に視野を
画
(
かぎ
)
って、今は、青い時だ、俺はその青い中でも一番強い青色を持っているのだぞ、と云って誇る心掛にはなりたくないと思う。
一粒の粟
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
四周を紫色や濃紺の山々に
画
(
かぎ
)
られた、夏草茂る盆地……ゆるやかな一面の大野原……しかもしかも、その野草の中ほど小高い丘の上に二、三本の松の木がヒョロヒョロと
聳
(
そび
)
えて
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
その周囲をパノラマのように
画
(
かぎ
)
って居る一々の山の名は、山岳に通じない吾等に其が何山、是が某岳と指示することは出来ないが、
凡
(
およ
)
そ関東の高山は、大半其姿を表わして居るので
武甲山に登る
(新字新仮名)
/
河井酔茗
(著)
▼ もっと見る
邇
(
ちか
)
く水陸を
画
(
かぎ
)
れる一帯の連山中に
崛起
(
くっき
)
せる、
御神楽嶽飯豊山
(
おかぐらがたけいいとよさん
)
の腰を
十重二十重
(
とえはたえ
)
に
縈
(
めぐ
)
れる
灰汁
(
あく
)
のごとき
靄
(
もや
)
は、
揺曳
(
ようえい
)
して
巓
(
いただき
)
に
騰
(
のぼ
)
り、
見
(
み
)
る見る天上に
蔓
(
はびこ
)
りて、怪物などの今や時を得んずるにはあらざるかと
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見ゆる限り草
蓬々
(
ぼうぼう
)
たる大野原! 四周を
画
(
かぎ
)
って層々たる山々が、
屏風
(
びょうぶ
)
のごとくに立ち
列
(
つら
)
なり、東北方、
山襞
(
やまひだ
)
の多い
鬱然
(
うつぜん
)
たる樹木の山のみが、その
裾
(
すそ
)
を一際近くこちらに
曳
(
ひ
)
いている。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
画
(
かぎ
)
られて、牛小屋と納屋とになっている。牛はいない。
義民甚兵衛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“画”の意味
《名詞》
(エ、ガ)「絵|え」に同じ。
(カク)(劃)漢字を構成する線や点(狭義では点は含まない。たとえば「点画」の「画」)。字画。
(出典:Wiktionary)
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
“画”を含む語句
計画
画布
映画
画舫
画板
画像
彩画
画工
画帖
企画
画筆
画家
画図
春画
挿画
画餅
画師
区画
画架
画室
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