“画帖”のいろいろな読み方と例文
旧字:畫帖
読み方割合
がじょう64.3%
がちょう14.3%
がてふ7.1%
ぐわでふ7.1%
ガジョウ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと前に同じような断片群にターナーの画帖がじょうから借用した Liber Studiorum という名前をつけたことがあったが
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
画帖がちょうの画も、狸が亀を押しころがしてジッと前足で押さえて居たり、蛇がはばたく雀をわんぐりとくわえて居たり、大きな猫が寝そべりながらすごい眼をしてまだ眼の明かぬ子鼠の群をにらんで居たり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
わたしたちはかえりがけに画帖がてふかせられた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
雲林うんりんを見たのは唯一つである。その一つは宣統帝せんとうてい御物ぎよぶつ今古奇観きんこきくわんと云ふ画帖ぐわでふの中にあつた。画帖の中のは大部分、薫其昌とうきしやうの旧蔵にかかるものらしい。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
コトシノ七月カラ始メテ画用紙ヲトジテ画帖ガジョウヲ作リ、鉛筆デ(モノ)ニ向カッテミマシタ。シカシ労働ニ害サレタ手ハ思ウヨウニ自分ノ感力ヲ現ワス事ガデキナイデ困リマス。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)