“画工”のいろいろな読み方と例文
旧字:畫工
読み方割合
えかき70.8%
ゑかき8.3%
がこう8.3%
アーチスト8.3%
ぐわこう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このおもむきを写すのに、画工えかきさんに同行を願ったのである。これだと、どうも、そのまま浮世絵に任せたがよさそうに思われない事もない。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
画工ゑかきさんは立処たちどころにコバルトのいたし、博士はかせむらさきてふつて、小屋こやうらの間道かんだううらはやしはいつたので。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これが即ちの最も信ずべき有力の証拠であると称して、その妖怪を実地に見届けた本人(画工がこうエリック)の談話をのまま筆記してある。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
与次郎が、フランスの画工アーチストは、みんなああいう襟飾りを着けるものだと教えてくれた。三四郎は肉汁ソップを吸いながら、まるで兵児帯へこおびの結び目のようだと考えた。そのうち談話がだんだん始まった。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とき画工ぐわこう——画家ぐわか画伯ぐわはくにはちがひないが、うも、画工ゑかきさんのはうが、けてたびには親味したしみがある(以下いかとき諸氏しよし敬語けいごりやくすることゆるされたし。)くわん五さんは、このたふげを、もとへ二ちやうばかり、ぶり
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)