画工がこう)” の例文
旧字:畫工
これが即ちの最も信ずべき有力の証拠であると称して、その妖怪を実地に見届けた本人(画工がこうエリック)の談話をのまま筆記してある。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
このゆえどうと名のつくものは必ず卑しい。運慶うんけい仁王におうも、北斎ほくさい漫画まんがも全くこの動の一字で失敗している。動か静か。これがわれら画工がこうの運命を支配する大問題である。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)