“がこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画稿28.6%
画工28.6%
娥皇14.3%
峨江14.3%
瓦工14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春作は、ふた晩も寝ていない眼をして、十数枚の画稿がこうを、すぐそこへ持って来て渡した。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このゆえどうと名のつくものは必ず卑しい。運慶うんけい仁王におうも、北斎ほくさい漫画まんがも全くこの動の一字で失敗している。動か静か。これがわれら画工がこうの運命を支配する大問題である。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
むかしぎょう御世みよに、娥皇がこう女英にょえいという二人の御娘がありました。堯がしゅんに世をゆずろうというとき、舜はこばんで受けません。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それより両国尾上町りやうごくをのへちやう京屋きやうや楼上ろうじやう集会しふくわいする事十とせあまり、これを聞くものおれれに語り、今は世渡よわたるたつきともなれり、峨江がこうはじめさかづきうかめ、すゑ大河たいがとなるはなしすゑ金銭きんせんになるとは
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
儒者風の者、鷹匠風の者、卜笙者風ぼくぜいしゃふうの者、僧体の者、神主風の者、鍛冶風かじふうの者、瓦工がこう、陶工、人相見、石工いしく仏工ぶつく、医師風の者、しかしいずれも一様に、天狗の面をかぶっている。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)