“歳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とし65.5%
さい27.7%
とせ2.8%
ざい1.2%
どし1.2%
0.8%
せい0.4%
ほし0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の心持は、また、三つのとし行方知れずになったお染のことで一パイになり、その日その日の仕事にも身が入らない有様になりました
そのころ良人おっとはまだわこうございました。たしか二十五さい横縦よこたてそろった、筋骨きんこつたくまましい大柄おおがら男子おとこで、いろあましろほうではありません。
女雛めびなのみ台さまを残しておいて、娘の春菜は男雛を、せがれの六郎次はまた女雛を、それぞれいとしい思い人思い雛に愛し祭りながら、この年までの十二とせ十二春
しかし思い給え、今や、小藩足利は、危機目前、ひと度、錦旗きんきのまえに、賊名を負わば、何を以て、千ざい日月のもとに、武士の名がござろう。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かぞどしの二つにしかならないおとこであるが、あのきかない光子みつこさんにくらべたら、これはまたなんというおとなしいものだろう。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かれは退屈すると一軒おいて隣の家に出かけて行って、日当たりのいい縁側に七ぐらいのむすめの児を相手に、キシャゴはじきなどをして遊んだ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
爺「へい、あんた無沙汰をしやんした、あんたに見せべえと思っていた青爪あおづめで、三せい五ヶ月になる馬で、いゝ馬だ、今見せるから待って下せえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ほしは大糜にやどり、月は夾鐘にあた、清原の大宮にして、昇りて天位にきたまひき。道は軒后にぎ、徳は周王にえたまへり。乾符をりて六合をべ、天統を得て八荒をねたまひき。