“大柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおがら54.5%
おほがら36.4%
おおへい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の間には火鉢があって、引馬野ひくまのを渡って来る夜風が肌寒いから、竜之助は藍木綿あいもめんの着衣の上に大柄おおがら丹前たんぜんを引っかけていました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
張箍はりわ女袴をんなばかま穿いた官女くわんぢよよ、とちよ、三葉形みつばがたぬひを置いて、鳥の羽根はねの飾をした上衣うはぎひきずる官女くわんぢよよ、大柄おほがら權高けんだかで、無益むやく美形びけい
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
其の容体ようだいすこぶ大柄おおへいですから、長二は此様こんな人に話でもしかけられては面倒だ、此の間に帰ろうと思いまして暇乞いとまごいを致しますと
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)