“おおがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大柄92.3%
大躯7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村上という方は、色の白い眉の太い大柄おおがらな肥った男である。大分強い近眼鏡をかけているが、態度から容貌から凡て快活な印象を与える。
球突場の一隅 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
色の浅黒い眉毛まみえの濃い大柄おおがらな女で、髪を銀杏返いちょうがえしにって、黒繻子くろじゅす半襟はんえりのかかった素袷すあわせで、立膝たてひざのまま、さつ勘定かんじょうをしている。札は十円札らしい。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちょうど最近披露目ひろめをした小躯こがらの子が一人、それよりも真実ほんとうの年は二つも上だが、戸籍がずっとおくれているので、台所を働いている大躯おおがらの子に、お座敷の仕度したくをしてもらっているところだったが
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)