“おほがら”の漢字の書き方と例文
語句割合
大柄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから小僧の春吉を呼んで參りましたが、これは十四の大柄おほがらな少年で、食ふことの外には大して樂しみも無ささうです。
あついから股引もゝひき穿かず、跣足はだし木屑きくづなかについたひざもゝむねのあたりはいろしろい。大柄おほがらだけれどもふとつてはらぬ、ならばはかまでも穿かしてたい。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たい日本にほんをんなの足とたら、周三所謂いはゆる大根だいこんで、不恰好ぶかつかうみぢかいけれども、お房の足はすツと長い、したがツてせいたかかツたが、と謂ツて不態ぶざま大柄おほがらではなかツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)