トップ
>
大柄
>
おほがら
ふりがな文庫
“
大柄
(
おほがら
)” の例文
張箍
(
はりわ
)
の
女袴
(
をんなばかま
)
を
穿
(
は
)
いた
官女
(
くわんぢよ
)
よ、
橡
(
とち
)
の
木
(
き
)
よ、
三葉形
(
みつばがた
)
の
縫
(
ぬひ
)
を置いて、鳥の
羽根
(
はね
)
の飾をした
上衣
(
うはぎ
)
を
曳
(
ひき
)
ずる
官女
(
くわんぢよ
)
よ、
大柄
(
おほがら
)
で
權高
(
けんだか
)
で、
無益
(
むやく
)
の
美形
(
びけい
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
普通の宿泊料ではやりきれないので、男のやうな口のきゝ方をする
大柄
(
おほがら
)
のかみさんに談判して、
月極
(
つきぎめ
)
にして割引いて貰ふ事にした。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
レイディ・リンは四十位の、
大柄
(
おほがら
)
な、肥つた人で、
反身
(
そりみ
)
で、ひどく傲慢な容子をして、いろ/\に光る繻子の服を着てゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
それから小僧の春吉を呼んで參りましたが、これは十四の
大柄
(
おほがら
)
な少年で、食ふことの外には大して樂しみも無ささうです。
銭形平次捕物控:272 飛ぶ若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
未
(
ま
)
だ
暑
(
あつ
)
いから
股引
(
もゝひき
)
は
穿
(
は
)
かず、
跣足
(
はだし
)
で
木屑
(
きくづ
)
の
中
(
なか
)
についた
膝
(
ひざ
)
、
股
(
もゝ
)
、
胸
(
むね
)
のあたりは
色
(
いろ
)
が
白
(
しろ
)
い。
大柄
(
おほがら
)
だけれども
肥
(
ふと
)
つては
居
(
を
)
らぬ、ならば
袴
(
はかま
)
でも
穿
(
は
)
かして
見
(
み
)
たい。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
一
體
(
たい
)
日本
(
にほん
)
の
婦
(
をんな
)
の足と
來
(
く
)
たら、周三
等
(
ら
)
の
所謂
(
いはゆる
)
大根
(
だいこん
)
で、
不恰好
(
ぶかつかう
)
に
短
(
みぢか
)
いけれども、お房の足はすツと長い、
從
(
したが
)
ツて
背
(
せい
)
も
高
(
たか
)
かツたが、と謂ツて
不態
(
ぶざま
)
な
大柄
(
おほがら
)
ではなかツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
見返
(
みかへ
)
ると、
黒
(
くろ
)
に
黄色
(
きいろ
)
の
縞
(
しま
)
のある
大柄
(
おほがら
)
の
蜂
(
はち
)
で、一
度
(
ど
)
高
(
たか
)
く
飛
(
と
)
び
上
(
あが
)
つたのがまた
竹
(
たけ
)
の
根元
(
ねもと
)
に
降
(
お
)
りて
來
(
き
)
た。と、
地面
(
ぢべた
)
から一
尺
(
しやく
)
ほどの
高
(
たか
)
さの
竹
(
たけ
)
の
皮
(
かは
)
の
間
(
あひだ
)
に
蜘蛛
(
くも
)
の
死骸
(
しがい
)
が
挾
(
はさ
)
んである。
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
丈の高い、
大柄
(
おほがら
)
な、黒い毛を長く背中に垂らした女の人のやうでした。どんな服を
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
と
絣
(
かすり
)
の
衣服
(
きもの
)
の、あの
弟御
(
おとうとご
)
が、
廂帽子
(
ひさしばうし
)
を
横
(
よこ
)
ツちよに、
土間
(
どま
)
に
駈足
(
かけあし
)
で、
母樣
(
おつかさん
)
の
使
(
つかひ
)
に
來
(
き
)
て、
伸上
(
のびあが
)
るやうにして
布施
(
ふせ
)
する
手
(
て
)
から、
大柄
(
おほがら
)
な
老道者
(
らうだうじや
)
は、
腰
(
こし
)
を
曲
(
ま
)
げて、
杖
(
つゑ
)
を
持
(
も
)
つた
掌
(
たなそこ
)
に
受
(
う
)
けて、
奴
(
やつこ
)
と
兩方
(
りやうはう
)
へ
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“大柄”の意味
《名詞》
大きな権力。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
柄
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“大柄”で始まる語句
大柄面