“伸上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のびあが88.6%
のしあ5.7%
のしあが2.9%
のびあ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車上から伸上のびあがつてのぞくとクルツプ会社から寄贈したと云ふ李鴻章の銅像の手に白い革命旗を握らせ、その前に祭壇の様な物が設けてあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
雪枝ゆきえむね伸上のしあげて、みさき突出つきでわんそとのぞむがごと背後状うしろざま広野ひろのながめた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「あいつを力に取って伸上のしあがるんです、や、や、どッこい。やれなさけない。」
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もし、ガラッ八の手紙に書いてある“土”がこれを指すのだったら?——平次は思わず伸上のびあがって皆川半之丞の浪宅のあたりを見やりました。