“見返”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
みかへ	57.4%
みかえ	36.2%
みか	4.3%
みかえり	2.1%

みかへ

鍋町（なべちやう）は裏（うら）の方（はう）で御座（ござ）いますかと見返（みかへ）れば否（いな）鍋町（なべちやう）ではなし、本銀町（ほんしろかねちやう）なりといふ、然（さ）らばとばかり馳（は）せ出（いだ）す又（また）一町（いつちやう）、曲（まが）りませうかと問（と）へば

別れ霜 (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)

みかえ

叔父（おじ）さんは、博物館（はくぶつかん）の方（ほう）を名残惜（なごりお）しそうに、もう一度（ど）見返（みかえ）ったが、つい甥（おい）の後（あと）からついて美術館（びじゅつかん）の入（い）り口（ぐち）をはいってゆきました。

町の真理 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)

みか

非常（ひじやう）に變（へん）な心地（こゝち）がしたので、寧（むし）ろ此（この）塲（ば）を立去（たちさ）らんと、春枝夫人（はるえふじん）を見返（みか）へると、夫人（ふじん）も今（いま）の有樣（ありさま）と古風（こふう）なる英國人（エイこくじん）の獨言（ひとりごと）には幾分（いくぶん）か不快（ふくわい）を感（かん）じたと見（み）へ

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

みかえり

私は見返（みかえり）もしないで、さっさとこっちへ通抜けて来たんだが、何だあれは。

政談十二社 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

見	常用漢字 小１ 部首:⾒ 7画
返	常用漢字 小３ 部首:⾡ 7画