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有樣
読み方 | 割合 |
ありさま | 84.6% |
ありやう | 15.4% |
然るに
言はうと
云ふ
望は、
終に
消えず
忽にして
總の
考を
壓去つて、
此度は
思ふ
存分、
熱切に、
夢中の
有樣で、
言が
迸り
出る。
片手の
掌に
握り込むを得る程の石にて打ち、恰も
桶屋が桶の籠を打ち込む時の如き
有樣に、手を
動かし、
次第次第に全形を作り上げしならん。
まだ
一時だな、コレ
有樣は
今夜おいらは
立待だから
寢る
事がならねえ、
此處へ
來な、
立つて
居ても
談が
出來やす。女「あほらしい、
私や
立つて
居て
話ノウする
事は、いや/\。 ...
又苦の
世の
中やと
我身に
比べて
最憐がり
心の
限り
慰められ
優子眞實たのもしく
深くぞ
染めし
初花ごろも
色には
出じとつゝみしは
和女への
隔心ならず
有樣は
打明てと
幾たびも
口元までは
出しものゝ
恥かしさにツイ
云ひそゝくれぬ
和女はまだ
昨日今日とて
見參らせし
事も
無きならんが
婢女どもは
蔭口にお
名は