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隔心
ふりがな文庫
“隔心”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かくしん
66.7%
へだてごころ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくしん
(逆引き)
この女の前には自分はいつも素裸になつて居ると思つて、何の
隔心
(
かくしん
)
を置かなかつた積りであつたが、それはまだこの女の本統を見きはめた上からのことではなかつた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
又
(
また
)
苦
(
く
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
やと
我身
(
わがみ
)
に
比
(
くら
)
べて
最憐
(
いとおし
)
がり
心
(
こゝろ
)
の
限
(
かぎ
)
り
慰
(
なぐさ
)
められ
優子
(
いうこ
)
眞實
(
しんじつ
)
たのもしく
深
(
ふか
)
くぞ
染
(
そ
)
めし
初花
(
はつはな
)
ごろも
色
(
いろ
)
には
出
(
いで
)
じとつゝみしは
和女
(
そなた
)
への
隔心
(
かくしん
)
ならず
有樣
(
ありやう
)
は
打明
(
うちあけ
)
てと
幾
(
いく
)
たびも
口元
(
くちもと
)
までは
出
(
で
)
しものゝ
恥
(
はづ
)
かしさにツイ
云
(
い
)
ひそゝくれぬ
和女
(
そなた
)
はまだ
昨日今日
(
きのふけふ
)
とて
見參
(
みまゐ
)
らせし
事
(
こと
)
も
無
(
な
)
きならんが
婢女
(
をんな
)
どもは
蔭口
(
かげぐち
)
にお
名
(
な
)
は
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
隔心(かくしん)の例文をもっと
(2作品)
見る
へだてごころ
(逆引き)
とお妙は早や
隔心
(
へだてごころ
)
も無く、十年の馴染のように、横ざまに
蓐
(
とこ
)
に
凭
(
もた
)
れながら、
頸
(
うなじ
)
を
伸
(
のば
)
して、待構えて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
隔心(へだてごころ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“隔心”の意味
《名詞》
隔心(かくしん / きゃくしん)
打ち解けず、心中に隔てを置くこと。相手に気兼ねした、よそよそしい気持ち。
(出典:Wiktionary)
隔
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“隔”で始まる語句
隔
隔意
隔世
隔離
隔絶
隔靴掻痒
隔日
隔子
隔室
隔膜
検索の候補
心隔
“隔心”のふりがなが多い著者
平出修
樋口一葉
泉鏡花