“隔子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくし50.0%
とびら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
許宣はそこで心をめて入った。へやの両側は四扇しまいびらき隔子かくしになって一方の狭い入口には青いきれとばりがさがっていた。小婢は白娘子に知らすためであろう、その簾を片手に掲げて次の室へ往った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
へやの両側は四扇しまいびらき隔子とびらになって、一方の狭い入口には青いきぬとばりがさがっていた。小婢は白娘子に知らすためであろう、その簾を片手で掲げて次の室へ往った。許宣はそこに立って室の容子を見た。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)