“眞實”のいろいろな読み方と例文
新字:真実
読み方割合
ほんたう25.7%
まこと16.2%
しんじつ14.9%
ほんと14.9%
ほんとう10.8%
まつたく4.1%
しん4.1%
ほん2.7%
ほんに2.7%
ほん/″\1.4%
まめ1.4%
まめやか1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……いて、眞實ほんたうにはなさるまい、伏木ふしき汽船きせんが、兩會社りやうくわいしやはげしく競爭きやうさうして
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それは變つた話を聞くものだな、本所の狸囃子といふのは話の種にはなつて居るが、眞實ほんたうにそんなものがあるとは思はなかつたよ」
よしや千萬里ばんりはなれるとも眞實まこと親子おやこ兄弟けうだいならば何時いつかへつてうといふたのしみもあれど
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかの老水夫らうすゐふげん眞實まことならば、此樣こんふねではあるまいか、その海賊船かいぞくせんといふのは
そのやうに甲羅かうらませぬとてころ/\とわらふを、左樣さうぬけてはいけぬ、眞實しんじつところはなしてかせよ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おゝ、眞實しんじつあの藥種屋やくしゅや效力きゝめたちまち……かう接吻せっぷんしておれぬるわ。
彼は迂濶にも「日本橋」の出版の豫告を知らなかつたので、菊判帙入の美本を手に取上げる迄は、それが眞實ほんとに泉先生の新作であるかどうかを疑つた。
貝殻追放:011 購書美談 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
まへ怠惰屋なまけや第一等だいゝつとうにならうと眞實ほんとおもふならラクダルさんのところつれかう。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
齒を磨かない佐渡の人、湯屋で脊なかを爪で掻く佐渡の人、蒲團のかはりに藁の中にもぐつて寢る佐渡の人、それでも眞實ほんとうに笑ふことの出來る佐渡の人。
佐渡が島を出て:02 (旧字旧仮名) / 江南文三(著)
『ハア、今日はお義理でね。眞實ほんとうに方々引張られるんで、遣切やりきれやしない。今日あたりうち寐轉ねころんでる方が、いくらいか知れやしない。』
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
爺さんの喜び樣は眞實まつたく見てゐるのがいぢらしい位ゐで、私のさす一杯一杯を拜む樣にして飮んでゐる。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
れは眞實まつたくです。』と、郵便局長いうびんきよくちやうふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
私は彼女を美しいと思つた。彼女はまた如何にも弱々しさうで、いたいけであつた。私は眞實しんから愛した。その心持には今日でも變りがない。
雪をんな (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
これはうもならぬそのやうに茶利ちやりばかりはですこ眞實しんところかしてくれ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おやはやくになくなつていま眞實ほんあしばかり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
親は早くになくなつて今は眞實ほんの手と足ばかり、此樣こんな者なれど女房に持たうといふて下さるも無いではなけれど未だ良人をば持ませぬ、何うで下品に育ちました身なれば此樣な事して終るのでござんしよと投出したやうな詞に無量の感が溢れてあだなる姿の浮氣らしきに似ず一節さむろう樣子のみゆるに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さぞ友達ともだちとも喧嘩けんくわしませうな、眞實ほんにやりれぬぢようさまではあるとてかへるに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
眞實ほんにやり切れぬ孃さまではあるとて見かへるに、美登利はいつか小座敷に蒲團抱卷持出でゝ、帶と上着を脱ぎ捨てしばかり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まへよろこばす眞實ほん/″\のロミオをさがしてう。
乳母 ほんとにはなぢゃ、眞實ほん/″\きたはなぢゃ。
眞實まめなるひとほどこひるし、かるおもひの幾筋いくすぢはされしなるものから
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大事だいじ御身おんみ等閑なほざりにおぼしめすなと、らねばこそあれ眞實まめやかなることばにうらはづかしく、おもてすこしあかめて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)