“眞實”のいろいろな読み方と例文
新字:真実
読み方(ふりがな)割合
ほんたう26.0%
まこと16.4%
ほんと15.1%
しんじつ13.7%
ほんとう11.0%
しん4.1%
まつたく4.1%
ほん2.7%
ほんに2.7%
ほん/″\1.4%
(他:2)2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“眞實”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲66.7%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「それだけ解つて居るなら、どうしてむじつの世之次郎を縛つて、眞實ほんたう下手人げしゆにんを逃して置いたのだ」
「それは變つた話を聞くものだな、本所の狸囃子といふのは話の種にはなつて居るが、眞實ほんたうにそんなものがあるとは思はなかつたよ」
吾々は時間的生を生きながらすでに永遠の光を反映しうるのは、愛の主體としての神の同一性、神の眞實まことによるのである。
時と永遠 (旧字旧仮名) / 波多野精一(著)
しかの老水夫らうすゐふげん眞實まことならば、此樣こんふねではあるまいか、その海賊船かいぞくせんといふのは
『嘘でねえでヤ。俺ア眞實ほんとに、うなアせえ承知してえれば、夫婦いつしよになりてえど思つてるのに。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
アレは、新田さん、貴男あなたひそかに作つて生徒に歌はせたのだと云ふ事ですが、眞實ほんとですか。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
眞實しんじつ幸福かうふくじつ一人ひとりでなければべからざるものでると、つく/″\おもふた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
おゝ、眞實しんじつあの藥種屋やくしゅや效力きゝめたちまち……かう接吻せっぷんしておれぬるわ。
笑談じやうだんぢやない。用があるなら、後で行くから……え。眞實ほんとうだ。急ぎなんだから、勘辨しておくんねえ。』
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
齒を磨かない佐渡の人、湯屋で脊なかを爪で掻く佐渡の人、蒲團のかはりに藁の中にもぐつて寢る佐渡の人、それでも眞實ほんとうに笑ふことの出來る佐渡の人。
佐渡が島を出て:02 (旧字旧仮名) / 江南文三(著)
これはうもならぬそのやうに茶利ちやりばかりはですこ眞實しんところかしてくれ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私は彼女を美しいと思つた。彼女はまた如何にも弱々しさうで、いたいけであつた。私は眞實しんから愛した。その心持には今日でも變りがない。
雪をんな (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
爺さんの喜び樣は眞實まつたく見てゐるのがいぢらしい位ゐで、私のさす一杯一杯を拜む樣にして飮んでゐる。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
れは眞實まつたくです。』と、郵便局長いうびんきよくちやうふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
おやはやくになくなつていま眞實ほんあしばかり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
親は早くになくなつて今は眞實ほんの手と足ばかり、此樣こんな者なれど女房に持たうといふて下さるも無いではなけれど未だ良人をば持ませぬ、何うで下品に育ちました身なれば此樣な事して終るのでござんしよと投出したやうな詞に無量の感が溢れてあだなる姿の浮氣らしきに似ず一節さむろう樣子のみゆるに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さぞ友達ともだちとも喧嘩けんくわしませうな、眞實ほんにやりれぬぢようさまではあるとてかへるに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
眞實ほんにやり切れぬ孃さまではあるとて見かへるに、美登利はいつか小座敷に蒲團抱卷持出でゝ、帶と上着を脱ぎ捨てしばかり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まへよろこばす眞實ほん/″\のロミオをさがしてう。
乳母 ほんとにはなぢゃ、眞實ほん/″\きたはなぢゃ。
眞實まめなるひとほどこひるし、かるおもひの幾筋いくすぢはされしなるものから
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大事だいじ御身おんみ等閑なほざりにおぼしめすなと、らねばこそあれ眞實まめやかなることばにうらはづかしく、おもてすこしあかめて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)