“まめやか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忠實33.3%
忠実26.7%
勤篤6.7%
信實6.7%
慇懃6.7%
眞實6.7%
老実6.7%
老實6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むけよベアトリーチェ、汝に忠實まめやかなるものに汝の聖なる目をむけよ、彼は汝にあはんとてかく多くの歩履あゆみをはこべり 一三三—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そして自分の出来るだけ忠実まめやかに働いて、叔父が我が挙動しうちを悦んでくれるのを見て自分も心から喜ぶ余りに、叔母のむごさをさえ忘れるほどであった。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
貫一は無雑作に郡内縞ぐんないじま掻巻かいまき引被ひきかけてしけるを、疎略あらせじと満枝は勤篤まめやかかしづきて、やがておのれも始めて椅子にれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼のせはしげに格子をあくるを待ちて、紳士は優然と内にらんとせしが、土間の一面に充満みちみちたる履物はきものつゑを立つべき地さへあらざるにためらへるを、彼はすかさず勤篤まめやか下立おりたちて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
のみねといと信實まめやか看病みとりなせども今ははや臨終いまはの近く見えければ夫婦ふうふ親子の別れのかなしさ同じ涙にふししばおこる日もなき燒野やけの雉子きゞす孤子みなしごになる稚兒をさなごよりすてゆく親心おやごころおもまくら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
慇懃まめやかに勧めた。が、主人はそれを顧みもせずやっぱりこわれた猪口の砕片かけらをじっと見ている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
らねばこそあれ眞實まめやかなることばにうらはづかしく、おもてすこしあかめて、いやとよ病氣びやうきなほりたり、心配しんぱいかけしがどくぞとらずわび言葉ことばに、なにごとのおほせぞ
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
心いそぎて庭口をいでしに、嬢様この雪ふりに何処いづこへとて、お傘をも持たずにかと驚ろかせしは、作男の平助とて老実まめやかに愚かなる男なりし、伯母様のお迎ひにと偽れば、否や今宵はお泊りなるべし
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あねたちの難義なんぎゆるやうなれば、いましばらくまりてと、母君はヽぎみものやはらかにのたまひたれど、おゆるしのいでしに甲斐かひなく、夫々それ/\支度したくして老實まめやか侍女つきらみ、出立しゆつたつ何日々々いつ/\内々ない/\とりきめけるを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)