“夫々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それぞれ75.9%
それ/″\13.0%
それ/\9.3%
おっとおっと1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴医御提出標記請求書中、左記患者に対し頭書の通り葡萄糖注射を行われあるも、右注射使用の理由具体的に夫々それぞれ御回答煩度わずらわしたく及照会候也
肝臓先生 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
上野うへの戦争後せんそうご徳川様とくがはさま瓦解ぐわかい相成あひなりましたので、士族しぞくさんがたみな夫々それ/″\御商売ごしやうばいをお始めなすつたが、おれなさらぬからうまくはまゐりませぬ。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
申立ませうアノ夫々それ/\是は去年の春の事とて栗橋くりはし燒場やきばのアノ隱亡をんばうの名はたしか彌十とか申者よりぜに一貫二百五十文に買受かひうけましたに相違は御座りませんと申たてるにぞ原田は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
政治上に於て君々きみきみたらざるも臣々しんしんたらざるを得ずと言うに等しく、婦人の道は柔和忍辱盲従に在り、夫々おっとおっとたらざるも妻々つまつまたらざるを得ずとて
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)