“それ/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夫々77.8%
一同11.1%
其々11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でもまず差当さしあたり牛込と浅草とを目差して先ず牛込へ行き夫々それ/″\探りを入て置てすぐまた車で浅草へ引返しました、何うも汗水垢あせみずくに成て働きましたぜ
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
したゝめ重四郎の段右衞門の爪印つめいんおさおつて沙汰に及ぶと申渡され一同それ/″\さげられけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かうしてつむめた藕絲は、皆一纏めにして寺々に納入しようと言ふのである。寺には其々それ/″\技女ぎぢよが居て、其絲で、唐土様もろこしやうと言ふよりも、天竺風な織物を織るのだと言ふ評判であつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)