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夫々
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それ/″\
ふりがな文庫
“
夫々
(
それ/″\
)” の例文
上野
(
うへの
)
の
戦争後
(
せんそうご
)
徳川様
(
とくがはさま
)
も
瓦解
(
ぐわかい
)
に
相成
(
あひなり
)
ましたので、
士族
(
しぞく
)
さん
方
(
がた
)
が
皆
(
みな
)
夫々
(
それ/″\
)
御商売
(
ごしやうばい
)
をお始めなすつたが、お
慣
(
な
)
れなさらぬから
旨
(
うま
)
くは
参
(
まゐ
)
りませぬ。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
でも
先
(
まず
)
差当
(
さしあた
)
り牛込と浅草とを目差して先ず牛込へ行き
夫々
(
それ/″\
)
探りを入て置て
直
(
すぐ
)
又
(
また
)
車で浅草へ引返しました、何うも
汗水垢
(
あせみずく
)
に成て働きましたぜ
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
然程
(
さるほど
)
に大岡越前守殿には段右衞門
前名
(
ぜんみやう
)
畔倉重四郎一
件
(
けん
)
に付
享保
(
きやうほ
)
十一年十二月
右
(
みぎ
)
係
(
かゝ
)
り合の者共一
同
(
どう
)
白洲
(
しらす
)
へ
呼
(
よび
)
出され
夫々
(
それ/″\
)
に其
罪科
(
ざいくわ
)
を申渡されける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
風体
(
ふうてい
)
によりて
夫々
(
それ/″\
)
の身の上を
推測
(
おしはか
)
るに、
例
(
れい
)
の
織
(
お
)
るが
如
(
ごと
)
くなれば
心
(
こゝろ
)
甚
(
はなは
)
だ
忙
(
いそが
)
はしけれど
南無
(
なむ
)
や
大慈
(
たいじ
)
大悲
(
たいひ
)
のこれ
程
(
ほど
)
なる
消遣
(
なぐさみ
)
のありとは
覚
(
おぼ
)
えず
無縁
(
むえん
)
も
有縁
(
うえん
)
の物語を作り
得
(
え
)
て
独
(
ひと
)
り
窃
(
ひそか
)
にほゝゑまれたる事に
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
「個人には
夫々
(
それ/″\
)
の自由意志と犯しがたい人格とがあります。」
青白き公園
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
▼ もっと見る
待
(
また
)
ず
夫々
(
それ/″\
)
へ奉公すべし
兩刀
(
りやうたう
)
を
帶
(
たい
)
する者は皆々
天子
(
てんし
)
の家來なるぞ必ず忠臣二君に仕へずとの
言葉
(
ことば
)
を用ゆるな
浪人
(
らうにん
)
を致して居て越前の
行末
(
ゆくすゑ
)
かと
後指
(
うしろゆび
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召捕らねば(谷)爾ですとも爾だから帰ったのです何でも未だ此府下に隠れて居ると思いますから貴方に願って各警察へ
夫々
(
それ/″\
)
人相なども廻し其外の手配も仕て戴き度いので
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
明治八年九月四日午前一時頃我等別荘浅草区橋場町一丁目十三番地留守居の者共
夫々
(
それ/″\
)
取締致し打伏し居り候処河岸船付桟橋より強盗忍び入り
候
(
そろ
)
ものと相見え裏口より雨戸を押開け
面体
(
めんてい
)
を
匿
(
かく
)
し抜刀を
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
含
(
ふく
)
み居りしに斯る事出來せしかは其罪を幸ひに傳吉に
負
(
おは
)
せしなるべし我又高田の家中に知る人多し金子の
手當
(
てあて
)
して高田に到り
夫々
(
それ/″\
)
役向
(
やくむき
)
へ金を遣ひ傳吉が
科
(
とが
)
ならざるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
頓
(
やが
)
て余が其傷を洗いて
夫々
(
それ/″\
)
の手術を施し終れば目科は厚く礼を述べ「いや是くらいの怪我で逃れたのは
未
(
まだ
)
しもです。
併
(
しか
)
し此事は誰にも言わぬ様に願います」との注意を
遺
(
のこ
)
して
退
(
しりぞ
)
きたり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
々
3画
“夫”で始まる語句
夫
夫婦
夫人
夫子
夫程
夫等
夫故
夫迄
夫鳥
夫君