“消遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せうけん66.7%
なぐさみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明日は共にエルコラノとポムペイとに往きて、ヱズヰオの山にも登らんとす。折好く噴火の壯觀あれかしと願ふのみといふ。博士聞きて友にむかひて云ふやう。そはいと好き消遣せうけんの法なり。
理髪師と踊の師匠は、丁度外の工匠が己のために必要品を供給してくれるやうに、己に粧飾や消遣せうけんを寄与してゐるではないか。謂はば己は一切の人間の共同して造り上げてゐた製作物であつたのだ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
風体ふうていによりて夫々それ/″\の身の上を推測おしはかるに、れいるがごとくなればこゝろはなはいそがはしけれど南無なむ大慈たいじ大悲たいひのこれほどなる消遣なぐさみのありとはおぼえず無縁むえん有縁うえんの物語を作りひとひそかにほゝゑまれたる事にそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)