“推測”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしはか50.0%
すいそく25.0%
すゐそく20.8%
おしはから4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「聞きたい。さし当って、美濃の将来は、府中におっても、見とおしがつく。——が、容易に推測おしはかれぬのが、織田の現状じゃ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、不幸にも彼の日記はちょうど最後の打撃を受ける一日前に終っている。ただ前後の事情により、大体の推測すいそくくだせぬこともない。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
かういふことは、彼女だけの祕密であること、また彼女の知つてゐることといつても、おも推測すゐそくにすぎないことなどを誓ふのであつた。
この客のことばを尽せるにもことわり聞えて、無下むげうちも棄てられず、されども貫一が唯涙を流して一語をいださず、いと善く識るらん人をば覚無しと言へる、これにもなかなか所謂いはれはあらんと推測おしはからるれば
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)