“推察”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいさつ38.5%
すゐさつ23.1%
みこみ19.2%
おしはか3.8%
すい3.8%
すゐ3.8%
さっ3.8%
スイサツ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらがもしそのとき、そばでわたしがきまり悪そうな顔をしているのを見たら、いよいよ推察すいさつの当たっていることを知ったであろう。
よもや今更いまさらわすれもしめへと云ふと長庵落付おちつきはらひ夫は其方そなたが殺した話し此長庵は知らぬ事御奉行樣宜敷御推察すゐさつ願ひますと申立れば越前守殿かねて目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もちゃげるわけじゃありません、こりゃア、どうも凄いお推察みこみ、恐れ入りました。……仰言おっしゃる通り、如何にもそうでなくっちゃ筋が通らねえ。
薄紫の単衣ひとえもの鞘形寺屋緞子さやがたてらやどんすの帯、ベッタリ食っ付けガックリ落とした髷の結振りから推察おしはかると、この女どうやら女役者らしい。よい肉附き、高い身長せい
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大工とあるに多方源太が弟子かなんぞの使いに来たりしものならんと推察すいして、通れと一言押柄おうへいに許しける。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大工とあるに多方源太が弟子かなんぞの使ひに来りしものならむと推察すゐして、通れと一言押柄あふへいに許しける。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
男はむっとしたように黙り込んでしまいましたが、その荒々しい息づかいから推察さっして、どんなに彼が怒りに燃えているかを私は知りました。
耳香水 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
貴局ハ左ノ事実ヲ其筋ソノスジニ急報シ、至急調査開始ヲ依頼サレタシ。前後ノ事情ヨリ推察スイサツスルニ怪施設ハ大部分完備ニ向イタルモノノ如シ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)