“みこみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ：ミコミ
語句割合
見込76.7%
推察16.7%
目的3.3%
診察3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……蝦夷（えぞ）地はロシアにちかく国防上肝要の場所たるばかりでなく、鉱山物産の見込（みこみ）ゆたかな土地であるから、地質測量や沿岸測量の仕事を
黒田清隆の方針 (新字新仮名) ／ 服部之総(著)
「こりゃちと面妖（めんよう）だな。わしの推察（みこみ）じゃ、里春は、練出さない前に殺されていたはずなんだが、死人が口をきくというのはどういうものだろう」
平賀源内捕物帳：山王祭の大像 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)
知たる我ゆゑ退引（のつぴき）成（なら）ず四五十兩位の金を貸（かす）に違（ちが）ひ無しと目的（みこみ）をつけ夫より藤澤宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
二度と出られぬ煉瓦の地獄じゃ。「違う違う」と云い訳したとて。それが、そのまま「キの字」の証拠と。今も昔も変らぬ運命（さだめ）じゃ。放火狂じゃと診察（みこみ）をつけて。八百屋お七を解剖したらば。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)