“見込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みこ50.0%
みこみ44.2%
みこま3.8%
みこん1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドカリ——洗面所せんめんじよかたなる、どあつた、茶色ちやいろかほが、ひよいと立留たちどまつてぐいと見込みこむと、ちや外套ぐわいたうう、かたはすつたとおもふと
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
色々議論もあるようであるが日本の音楽も今のままでは到底見込みこみがないそうだ。国が箱庭的であるからか音楽まで箱庭的である。
根岸庵を訪う記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もとんだうんのわるいつまらぬやつ見込みこまれて可愛かあいさうなことをしたといへば、イヤあれは得心とくしんづくだとひまする、あの夕暮ゆふぐれ、おてらやま二人ふたりたちばなしをしてたといふたしかな證人しようにんもござります
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
男一ぴき見込みこんで御頼みと有ことなれば何のいなとは申まじ而々さて/\其敵そのかたきいふは何者なるやと申せば掃部はまだあやぶみイヤ其事なりさきの相手によつては御差合さしあひも御座らうとぞんずるゆゑ確乎しかとした御詞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)