“得心”の読み方と例文
読み方割合
とくしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや。君のお旨を、よく申し聞かせ、はかりごとのためなりと、得心とくしんの上で、仮の獄舎ひとやへ移しておくなら、なんのさまたげもないでしょう」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
食べようッてのかい。だがねえ、お前はここへ来る時に、そういうような贅沢な真似が出来ないッてことは得心とくしんだったはずじゃないのかい
初雪 (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
おいらは、得心とくしんのいくまで調べねえと、飯がうまくねえ性分しょうぶんだ。ちっとも遠慮することアねえから、おめえは、先へ引き揚げてくんねえ。