“得物”の読み方と例文
読み方割合
えもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
韓はさらに近隣の者を大勢駆り集めて、弓矢その他の得物えものをたずさえてかの墓をあばかせると、墓の奥から五、六匹の犬があらわれた。
ルンペンどもは前もって明智の逃げ道を察し、そこの出口にとかたまりになって、手に手に得物えものを持って待ち構えていたのである。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私たちはすぐ得物えものをふりあげて近寄りざま、ブランカをなぐりつけた。ブランカは力がつきて最後の悲鳴をあげてぐたりと横にたおれた。