“えもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獲物54.4%
得物30.7%
餌物4.2%
武器2.3%
1.9%
利器0.9%
0.9%
穫物0.9%
分捕物0.5%
器械0.5%
所猟0.5%
捕獲物0.5%
柄物0.5%
武具0.5%
猟具0.5%
道具0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のきしむ雨戸をこじ明けて、水口から踏み込むと、半七は先ず第一の獲物を発見した。それは野暮な赤い櫛で、土間に落ちていた。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ルンペンどもは前もって明智の逃げ道を察し、そこの出口にとかたまりになって、手に手に得物を持って待ち構えていたのである。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は餌物をつかんでるのように暗闇に満足して、手探りに階段を上がってゆき、静かに戸を開いてまた閉ざし、何か物音が聞こえはしないかと耳を澄まし
そして、扇だ、一本の扇だ、舌三寸だ、ただそれだけの正直な武器で、正直な生活のドまん中から立ち直ろう、立ち上がろう、あくまで活き活きと進軍していこう。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「茗水渓頭買小船。」吾妻森で陸に上つて蓑笠を買つた。「吾妻祠畔境尤幽。出艇間行野塢頭。筍笠莎蓑村店買。先生将学釣魚流。」網を打たせ、にして飲んだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
何かは堪らむ避くる間足らず左の耳を殺ぎ落され肩先少し切り割かれしが、仕損じたりと又蹈込んで打つを逃げつゝ、抛げ付くる釘箱才槌墨壺矩尺利器の無さに防ぐ術なく
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
この兩腕の縛らるゝ迄には、汝が息の根とめでは置かじ、はこゝにあり、我に恥ある殺人罪を犯させじとおもはゞ疾く來れといひつゝ、拳銃一つ我手にわたし、われを廊の外にき行かんとす。
同窓生互にれを手柄のようにして居るから、送別会などゝ云う大会のときには穫物も多い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
また分捕物を盜みとれるため今もこゝにてヨスエの怒りに刺さるとみゆる庸愚なるアーカンのことをひ 一〇九—一一一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
デ・チエザアリが夥伴は遠き處まで根を張れば、法皇はいかにり給ふとも、御腕の痛むのみなり。甲。客人はなどて何の器械をも持ち給はぬ。見られよ、この銃は三連發なり。
明年となったら慎んで来ないようといって去った、狩人そこにまり一年猟続け所猟甚だ多く家巨富となった
捕獲物となせし長き戰ひによりて、そのかみその血を歎ける民みなふたゝびよりつどひ —一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
よし、でもでもかまわん! 柄物をもたせて仲八や権六、定吉どもをひっぱっていこう。あるいはあの手ごわい相手にかかって、一人や二人くらいは、やられるかもしれぬ。
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
濡れたままに積重ねておいた汚れ物をかけわたした小屋の中からは、あらん限りの農夫の家族が武具を持って畑に出た。自然に歯向う必死な争闘の幕は開かれた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
みちみち、新鮮な空気を飲み、健康なを鼻いっぱいに吸いこむ。猟具も家へ置いて行く。彼はただしっかり眼をあけていさえすればいいのだ。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
ところでホヲリの命が兄君ホデリの命に、「お互に道具を取りえて使つて見よう」