“水口”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みずぐち36.8%
みなくち34.2%
みずくち18.4%
いり2.6%
みづくち2.6%
みづぐち2.6%
みなぐち2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水口”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 個人伝記0.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
お銀はさらに台所へまわって、水口みずぐちの戸をすこし明けてうかがうと、溝口と元吉は女を介抱して奥へ連れ込んで行くらしい。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
家主おおやさん、水口みずぐちしきい修繕なおしてくれなくっちゃ困るじゃねえか。もう腐っているんだ』
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえば、野洲やせ郡と甲賀郡の嘆願組が合流して水口みなくちに廻ろうとすると、栗田郡の庄屋が戸田村へ出揃って来る。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
草津、水口みなくち土山つちやまを過ぎ、鈴鹿峠すずかとうげにさしかかった時には、もう歩けぬとわめき出した。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
お銀はさらに台所へまわって、水口みずくちの戸をすこし明けてうかがうと、溝口と元吉は女を介抱して奥へ連れ込んで行くらしい。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼はそれでも見えがくれに五、六間ついて行って、お鉄が主人の家の水口みずくちへはいるのを見とどけて、それから三河町の家へ帰った。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
印旛沼水口いりの細江にる鳥の青頸鴨のこゑはひびけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かたかたく、あしがふるへて、その左側ひだりがはうち水口みづくちへ。……
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もしびれたか、きゆつときしむ……水口みづくちけると、ちやも、かまちも、だゞつぴろおほきなあな四角しかくならべて陰氣いんきである。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
猫はいよいよ不安さうに、戸の明いた水口みづぐちにらみながら、のそりと大きい体を起した。
お富の貞操 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鈴鹿を越えて水口みなぐちから江州草津へ——この道筋は、京都に上るには当然な順路であるので、武蔵はつい先頃、通ったばかりのところであるが、年暮くれいっぱいに目的地へ着き、初春はるはそこで屠蘇とそみたし——という気持もあって、真っ直に来たのであった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)