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みづぐち
ふりがな文庫
“
水口
(
みづぐち
)” の例文
どちらが
頭
(
あたま
)
かわからないが、一方に洗面場の
水口
(
みづぐち
)
の螺旋の把手のやうな、そして其よりも大きなものがついてゐて、その下部の脇の方に、真鍮製の小さい口がついてゐた。
フアイヤ・ガン
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
發
(
おこ
)
し或日庄兵衞は
不※
(
ふと
)
道宅家へ參りしは夜の亥刻過なれども同人は
留守
(
るす
)
にて近所の長家は
皆
(
みな
)
戸を
閉
(
たて
)
有道宅の
内
(
うち
)
は庄兵衞勝手
覺
(
おぼ
)
えし事故
四邊
(
あたり
)
に人のなきを幸ひと
水口
(
みづぐち
)
の半戸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
狭い板の間を
塞
(
ふさ
)
いだ竈、
蓋
(
ふた
)
のない
水瓶
(
みづがめ
)
の水光り、
荒神
(
くわうじん
)
の松、引き窓の綱、——そんな物も順々に見えるやうになつた。猫は
愈
(
いよいよ
)
不安さうに、戸の明いた
水口
(
みづぐち
)
を
睨
(
にら
)
みながら、のそりと大きい体を起した。
お富の貞操
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
隣家
(
となり
)
の
松
(
まつ
)
の
垣根
(
かきね
)
に
添
(
そ
)
ひて、
水口
(
みづぐち
)
の
方
(
かた
)
へと
間道
(
かんだう
)
を
入
(
い
)
りぬ。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
よし
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
車
(
くるま
)
願
(
ねが
)
ひたしと
押
(
おし
)
かへして
頼
(
たの
)
み
入
(
い
)
るゝに
師匠
(
しゝやう
)
實
(
げ
)
にもと
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
がりて
然
(
さ
)
らばお
止
(
と
)
め
申
(
まを
)
すまじとてもお
歸
(
かへ
)
りなさるゝに
夜
(
よ
)
が
更
(
ふ
)
けてはよろしからず
車
(
くるま
)
大急
(
おほいそ
)
ぎに
申
(
まを
)
して
來
(
こ
)
よと
主
(
しゆ
)
の
命令
(
いひつけ
)
には
詮方
(
せんかた
)
なくてや
恨
(
うら
)
めしげながら
承
(
うけたま
)
はりて
梯子
(
はしご
)
あわたゞしく
馳
(
は
)
せ
下
(
お
)
りしが
水口
(
みづぐち
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“水口”で始まる語句
水口祭
水口村
水口石
水口藩
水口駅