“毒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どく96.6%
あしきもの0.6%
0.6%
そこな0.6%
0.6%
ドグ0.6%
ポイズン0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生へいぜいからあざけるものはあざけるが、心優こゝろやさしい衣絵きぬゑさんは、それでもどくがつて、存分ぞんぶんかしてむやうにとつた厚情こゝろざしなのであつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
後に、虎、その柱をりて、針を取りて走去げぬ。高麗国こまのくに、得志が帰らんとおもこころを知りて、あしきものを与えて殺す
るにどくなるはあめなかかさなし、途中とちう鼻緒はなをりたるばかりはし、美登利みどり障子しようじなかながら硝子がらすごしにとほながめて、あれれか鼻緒はなをつたひとがある
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
冬は、母親のを縫いちぢめた、じみいなじみいな着物を着て、はげしい寒さに、鼻をそこなわれない子供はなく皆だらしない二本棒をさげて居る。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
この獰猛どうもうな男のにあてられたのだ。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西は箱ヶとドグヶ森、 椀コ、南昌、東根の
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「その悪漢めが俺にポイズンを飲ませたのだ! 人がいやだと言うのに、無理に毒を飲ませてしまったのだ! あ、手が麻痺しびれる」
葛根湯 (新字新仮名) / 橘外男(著)