“飲”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
41.6%
18.5%
9.5%
あが6.6%
のみ3.7%
のま2.9%
2.5%
のん2.1%
1.6%
いん1.6%
(他:23)9.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“飲”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸50.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)9.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
かれはただ、がまなかて、沢地たくちみずむのをゆるされればたくさんだったのです。
しかしどこかのいすにこしかけて、アイスクリームをべ、つめたいソーダすいひともあったでしょう。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
が、此処ここで早速頬張ほおばって、吸子きびしょ手酌てじゃくったところは、我ながら頼母たのもしい。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ここで、白人諸君に会おうとはまったく夢のようだ。どうだ、“Shushahシュシャア”という珍しいものをらんかね」
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
(彼は、そうけもしない口のくせに、酒の座が好きで、よく飲み、よくはしゃぐが、酔うと、はや他愛のない男だ——)
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
露八は、したたかに酔った。斧四郎もける口とみえて夕焼けのように晴々と赤い顔していた。そして、お喜代の膝を枕に、寝そべった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それより、もっと、ぐんぐんおあがりよ、楽しみは、ゆっくりあとにした方がたのしみだ。どうせあとで売物、壊しちゃあ駄目だ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「さあ、さっぱりとお心持よく此盃これあがって、そしてお結局つもりになすったがようございましょう。」
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
人間色気と食気が無くなっちゃあ働けねえ、のみけで稼ぐというやつあ、これが少ねえもんだよ、なあ、お勝さん、
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のみやアしねえ、今日けふ治衛門ぢゑもんさんのところへつてもさけまなかつた、うちに買つてあるのを知つてゐるから。
寝巻及び肌着ともに寝台のわきいだしあり枕頭まくらもとなる小卓ていぶるの上には寝際ねぎわのまん為なるべく
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
酒家しゅか沢山たんとの肴は要らない、香の物の好いのが有ればそれで沢山だ、しかひどい酒をのませやアがったなあゝいてえ、変な酒だな、おいお梅一寸ちょっと来て呉んな、ウ、ウ
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
梅「寒いから一杯おべかえ、沢山飲むといけないよ、二合にしてお置よ、三合に成ると少し舌が廻らなくなる、身体にさわるだろうと思って案じられるから」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
菊「如何いかに旦那さまが然う仰しゃっても、お前がそれをに受けて、お茶の間でお酒を戴いては悪いよ、私は悪いことは云わないからお部屋でおべよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると松岡が物干の上から蘭語で上首尾早く来いとう合図に、塾部屋の酒を持出して涼しく愉快にのんだことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
料理茶屋でのんだ帰りに猪口ちょこだの小皿だの色々手ごろな品をそっと盗んで来るような万引である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「私が、側にいるようになったら、そんな毒なものは、もうげない。そして可愛がってばかりあげる」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お客様ががるといったら、わしが取りにゆくからいい」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尤も前にも云つたやうに、「負郭ふくわくの田三百畝、半はきびう」と云ふので、いんの為に家産がわづらはされるやうなおそれは、万々ない。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
赤っぽい光を乱して、四人の影が入りまじる。さかずきが飛ぶ。箸が伸びる。徳利の底をたたく——長夜のいん。言葉が切れると、夜の更ける音が耳をつき刺すようだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「どうしようかしら。お茶をあがるんならいいけれど、お酒をのむんじゃ、可哀相だわ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「廿三日。晴。風。養竹当分之内御差留被仰付。同人同道団坂蕎店だんはんけうてんのむ。」枳園は一旦福山に帰ることを許されたのに、又抑留せられた。団坂蕎店は団子坂の藪蕎麦である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
生来しやうらい余りいけぬ口なので、顔はもうポツポと上気して、心臓の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
えい、ありがとうござります、滅法界に酔いました、もういけやせぬ、と空辞誼そらじぎはうるさいほどしながら、猪口ちょくもつ手を後へは退かぬがおかしき上戸じょうご常態つね
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ここに馬車の休憩所ありて、馬にみずかい、客に茶を売るを例とすれども、今日きょうばかりは素通りなるべし、と乗り合いは心々におもいぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きて春川にみずかひにけり
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「中央公論」の「巣父こうしみづかふ」は、遺憾ながら、戯曲としては未完成作品である。
水駅は、人の上にも解せられるが、主として、馬にみづかふ駅舎に見立てたのだらう。
同じ人間もな……鑄掛屋を一人土間であおらして、納戸の炬燵こたつに潜込んだ、一ぜん飯の婆々ばば媽々かかなどと言うてあいは、お道さんの
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
馬に水をうために。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例によってこしめした、朝から赤ら顔の、とろんとした目で、お蔦がそこに居るのを見て、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「酒にらい酔って、弟の頭の上で、歌をうたった。踊りを踊っていたじゃないかっ。……馬鹿っ、この馬鹿」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっともそう言う女房は少しくらっていたようで、亭主の国府に張合って
「お待たせいたしました。太夫様からのお言伝ことづてには、ようよう、お支度ができました程に、皆様をお通しせよとのおことばにござりまする。お帰りもさることながら、雪の夜は更けても明るうございますし、このお寒さ、せめてお駕籠のうちも暖かにお戻り遊ばすよう、どうぞ、も少しの間、こちらでおすごしくださいませ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新「なんだこのたわけめ、これ此処こゝ何処どこと心得てる、天下の直参の宅へ参って何だ此の馬鹿者め、奥方、宗悦がたべ酔って参ってう申して困るから帰して下さい、よう奥方」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何十里かぶっとばした後、馬も人もようやく疲れてくると、高原の中の小川を求めてそのほとりに下り、馬にみずかう。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「お心にわだかまりがおありなさるによって、それでされるのでござりましょう」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コーヒーンデ明日アスレヌイノチツメ、溜息タメイキホカ手段シュダンナキ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
さゝ(ひ)のくま 日前ヒノクマ川に駒とめて、しばしミヅカへ。かげをだに(我よそに)見む
あさずせ。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)